
弦を張っていよいよ完成。

弦は、メロディ弦が細い方からサズの弦、シタールの共鳴弦、細いピアノ線、少し太いピアノ線(エレキの三弦くらいの太さ)を張った。
1930年代の楽器ということで、本体の木材の耐久性が怪しいので、本来より細めにして負担を軽くする。
伴奏弦は、シタールの共鳴弦、細いピアノ線、少し太いピアノ線、それからまた細く戻ってシタールの共鳴弦、の4本ワンセットのを、4コード分にした。チューニングはどうしたものか。

メロディ弦のチューニングだが、左右対称と思ったら、右と左で音程が違うようだ。構造的に、よくできている。こっちのチューニングも、どうしたものか。ペンタトニックにすればいいのか。
音色は、なかなか貧しく侘び悲しい音がする。哀愁の音色?

しつこくウケリンのリペア。
次は、裏板の割れ目の補修。ボディの内側から、薄板を張り、外側からは水で薄くしたタイトボンドを筆で塗る。浸透圧で中に吸い込まれる。…はず。微妙に乾かしてから、余分な部分を濡れタイルで拭き取る。

クランプを掛けて固定する。さらに剥がれたブリッジにもクランプを掛けて固定。再び24時間乾燥。

乾いた。これで割れやヒビのリペアは完成。次は弦だ。当たり前だが、ウケリンの弦が売ってない。

ジャンベとボンゴにポリエステルフィルムを張ってみる。使えるのか。材質はドラムのプラヘッドと同じなので、使えるはずなのだが…。
厚さが0.75ミクロン。10mもあるので、失敗しても張り替えが効く。というか、残り9mをどうするのか、が大きな問題である。使い道はあるのか。ビニールハウスでも作るか。

張った。音はプラヘッドの音だ。欠点は、見た目が貧乏臭い。単にビニールを張ったみたいに見える。
ヘッドのワイヤーは、「頑固自在」という4mmの太い針金を数重にしてビニールテープを巻いて作った。堅さはないが、役割は果たしている。
他、オープンデッキの巻き戻しが弱いので、ゴムベルトをバンコードと交換する。しかし、原因がゴムベルトではなかったようで、直らない。というか、悪化する。たぶん、押さえつけるバネが弱いと思い、バネを買ってきて交換。しかし、これも違ったようであまり変わらず。原因不明。まあ、いいか。
昨日は池袋の東急ハンズに行く。上記の針金、バネやシナベニヤなどを購入。原稿ができたの休暇中。

リペアの続き。
クランプを外してみた。ちゃんと、くっついてるようだ。下部は、あとは裏板の割れ目の補強の板を、サウンドホールの中に貼る予定。

次は上半分の修理。
こっちは、思わぬ困難が。昔の失敗した修理跡が見つかる。固まったニカワが、岩のように中に点々と固まっている。これを全部取らなくては。下手に修理をされるよりは、壊れたままの方が良いとはよく言うが、その通りだなあ。
筆で水を付けて、ドライヤーで暖めてニカワを取っていく。

割れ方は少ないのだが、意外と木が堅くて、水で濡らしドライヤーで熱を加えながら、慎重にクランプで曲げを延ばしていく。職人芸のようである。

写真ではわからないが、ニカワの取れきらなかった分か、1mmくらい隙間が残るが、これ以上は無理だった(木が割れる)。

タイトボンドを付けて接着。サーカスのような複雑怪奇なクランプの掛け方を見てほしい。再び、24時間乾燥。
後は、こちらも裏板の割れ目に板を貼り、それから弦。弦は、強度が怪しいので、細い弦を張る予定。
今日は起きたのが朝の11時。
昨日は練馬の公園まで散歩に行く。春らしくなってきた。仕事が一水社の人物のペン入れが終わり、背景に入る。

いよいよ、リペアに取りかかる。そう難しい箇所はないはずだったのだが。弦や部品を外したところ。

ここが一番の難所であることに気づく。
長年の弦の圧力を受けて、木が曲がっている。これをいきなりまっすぐに、するとポキンと割れて、はいそれまでよ、となってしまう。
というか、チューニング釘のところの断片はまっすぐにしようとして、まさに今、割ったところ。根元から行ってたら、危なかった。

本体をクレンザーと布で拭く。金属部分は、錆び落とし液で錆を落としてから、クレ226を掛ける。
拭いたら、きれいな模様が浮き出てきた。壁画の発掘のようである。

丁寧にもチューニングの音程がプリントされている。しかし、弦をもっと細いのに変える予定なので、参考までにする。

一番の難所。
曲がった木をまっすぐにする。清掃作業中などに、たっぷりと水を吸わせておいた。数時間吸わせておいてから、水で濡らしながらドライヤーで暖めて、ゆっくりクランプを掛けていく。

まずはブリッジ側から。
クランプ総動員で固める。接着は、こういう歴史的な物は、ニカワで修理すべきだが、やはり慣れているのでタイトボンドで。
表板と裏板の割れ目は、裏に3mmのシナベニヤを貼って補強。見えない箇所なので分厚くした。どんどん歴史的価値がなくなる。まあ、後世、これを開けてのぞく人もいないとは思うのだが。開けたら、あまりの素人修理ぶりにがっかりするだろうなあ。

まっすぐになった。24時間、乾かす。
錆びついた見た目のわりには、チューニングの釘に問題がないのが良かった。
今日は非常に眠い。寝たのが昼の1時。起きたのが夕方6時。仕事が一水社の下絵5P。
ああ、 眠い。いよいよ、リペアをする順番が回ってきたので、壊す前に現状の画像を記録しておこう。
Ukelinについては、
こちらのページ(http://www.musical.jp/harp/ZITHER/e1.htm)を参照。

全体像。

確実に入手できない弦。なんだこりゃ。チューニングネジの穴が小さいため、このような端だけ細い弦を使用している。
弦の太さが
・伴奏弦
左から
ギターの1弦くらい、金属線
ギターの2弦くらい、巻き線
ギターの3弦くらい、巻き線
ギターの4弦くらい、巻き線
これが4コース
・演奏弦
左から
ギターの1弦くらい
〜
ギターの3弦くらい
全部、金属線
で、左右に8本ずつ。見た目では2本ごとに太くなってるようだが、錆びててよくわからない。
巻き方は、時計回りで締める方向。

ばっこり割れてる。

割れてる。

ヘッドの方も、見事な割れ具合。しかし、こういう豪快な割れ方は、案外リペアはしやすい。クランプを掛けられるし。チューニングネジの周りが割れてる箇所の方が、問題だ。

中央。こんな弦の張り方。

ヘッド。こんな弦の張り方。

ブリッジ。こんな弦の張り方。

呼び様がない名称不明の部分。Uの端にへこみがあって、そこから弦が下に行く。よく考えた構造だ。

ヘッドのナット。

中央のナット。

ブリッジ。金属の棒はついていなかった。
出品者は、これをアメリカで見つけて送ってもらったそうだ。

小松菜が咲く。花が咲くと、菜の花の仲間なんだなあ、とよくわかる。今年も、少しも育たないまま冬を越し、いきなりツボミが伸びて花が咲いた。食うところが少しもない。花を食えというのか。
ユーチューブがとうとうOS9で見れなくなったので、OS10に上げる。G3、300でOS10にするとなかなかゆっくり動く。仕事には使えないが、ネットを見るだけならいいか。
仕事がエロ写真資料集を作ったり、一水社のネームをやったり、携帯マンガサイトに営業したり。