
を今さらながら、見てきた。雨の渋谷。ロードショウ。
こういうには、気恥ずかしいので断固として見ないつもりだったが、ツレが見てクレジットで俺の名前が大画面に出たのを見て、とても元気が出たなどと、『神世界』の勧誘の警部のようなことを言い出し、無理矢理連れて(連行か)行かれた。
作品はとても良かった。内田有紀が俺の漫画を枕にして寝てるではないか。しかも、大竹しのぶがトレードして手に入れていた。
しかし、こういう微妙に関係した物だと、ロビーや見ている時に、『いやー、俺この映画の関係者なんですョー』などと、他人に聞こえるようにブツブツ言いたくなるような、変な自意識がいつまでも、頭の中をかけめぐり、それがとてもくすぐったくて、この感覚がとてもいやなのだ。それで見たくなかったのだが。映画でも舞台でも音楽でも、まったく他人のように冷たく見るのが良いな。

中に出てくる精神病院とその帰り道に映るトンネルに見覚えがあった。知り合いの元漫画家の女の子が自殺未遂をしたあとに入れられた病院ではないか。協力している病院名がいくつかパンフに載っているので、調べると事実かどうかわかるが、事実かどうかは、どちらでも良いので調べない。
駅からえらい離れた山奥にあり、二回面会に行った。山の中腹の、お花畑が広がる三途の川の向こう側のような場所で、行きはタクシーだったが、帰りは数時間くらい掛けて歩いた。散歩には良い場所だった。その果てしない道中でそのトンネルを見た。そんなことを思い出した。特にオチはない。

内田有紀が、たぶん風俗ライターとして活躍し、父親にも『売春婦』として罵られるのだが、その割には、『落ちて』やっていた風俗が、エロ本を読んで聞かせるという程度の物。これでは整合が取れないので、これは事務所の関係で、『風俗嬢』という設定ができなかったのではないか、と余計な詮索をした。
あと、これくらいなら、俺でも書けるのではないか、などと身の程知らずな感想も持った。ぜひ、実証して証明してもらいたいものだ。

さっきから、変な画像が出てきて、頭でも狂ったかと思われてるかも知れないが、これは昨日、26日のための衣装合わせをしたときの物。イギリス海軍の女性用のセーラー服である。
四枚目なんかは、カメラのリモートスイッチを押して、ポーズを取ってかまえてる時に、ツレが来て、とても恥ずかしい思いをして、笑っている。
神田森莉、四四歳。老けたなあ。
セーラー服は買った時から3キロ肥えてるので、とても腹のあたりがきつかった。
仕事が、曙のペン入れ。
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